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Pearl
真珠 (Pearl)
​真珠は、他の多くの宝石とは異なり、地中ではなく「生きている貝」の体内で育まれる、非常に特別な「有機質宝石」です。

​成分::主成分は炭酸カルシウムの結晶(アラゴナイト)。これがタンパク質の一種であるコンキオリンと交互に積み重なり、何千層もの層を成しています。

​硬度:モース硬度 2.5〜4.5。宝石の中では非常に柔らかく、傷がつきやすいため、取り扱いには優しさが必要です。

象徴:健康、長寿、富、無垢。
また、その形から「月のしずく」や「人魚の涙」とも呼ばれます。

​特徴:虹色の輝き「テリ」
​真珠の最大の魅力は、表面の光沢(テリ)です。数千層に積み重なった薄い層が、光を複雑に反射・干渉させることで、単なる白ではないオーロラのような虹色の輝きを放ちます。

​豆知識:酸と汗に弱い
主成分が炭酸カルシウム(石灰岩と同じ成分)であるため、酸に非常に弱いです。汗がついたまま放置すると光沢が失われる原因になるため、着用後は柔らかい布で拭くのが長持ちさせるコツです。

冠婚葬祭の万能ジュエリー:「涙の象徴」とされることから、ダイヤモンドなどの光り物とは異なり、お葬式などの弔事でも着用が許される唯一の宝石とされています。

天然と養殖:現在流通している真珠のほとんどは養殖ですが、貝の中に核を入れて層を作らせる仕組みは、1893年に日本の御木本幸吉さん(ミキモトの創業者)が世界で初めて成功させたものです。

「オリエント」効果:真珠特有の表面の虹色の光沢は、専門用語で「オリエント」と呼ばれます。これが強いほど価値が高まります。
​真珠は、その控えめでありながら品格のある輝きから、世代を問わず愛される宝石です。硬度が低いため、リングよりはペンダントやネックレスとして楽しむのが一般的です。
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