Ring
指輪にまつわるエピソード
1. 「薬指」に宿る伝説
なぜ結婚指輪を左手の薬指にはめるのか、その由来には古代エジプトやギリシャの信仰が関わっています。
当時、「左手の薬指には心臓に直結する太い血管(愛の静脈)が通っている」と信じられていました。心臓、つまり「命と感情の象徴」に最も近い指を縛ることで、相手の心を繋ぎ止めるという意味が込められたそうです。
2. メアリー王女のダイヤモンド
世界で初めて「ダイヤモンドの婚約指輪」を贈られたのは、1477年のブルゴーニュ公国公女メアリーだと言われています。
それまでの指輪は鉄製やシンプルな金が主流でしたが、ハプスブルク家のマクシミリアン大公が「不屈の硬さ」を持つダイヤモンドを選んだことで、「永遠の絆」という象徴的な意味が定着するきっかけとなりました。
3. ギメルリングの仕掛け
16〜17世紀のヨーロッパで流行した「ギメルリング」という指輪があります。これは2本の指輪が知恵の輪のように重なり、1本になるデザインです。
婚約中: 男性と女性がそれぞれ1本ずつ持っておく。
結婚式: 2つを組み合わせて1つの指輪にし、花嫁の指にはめる。
「バラバラだった2人が1つになる」という、当時の職人の粋な技術と哲学が詰まったエピソードです。